
「NHKラジオ英会話」の大西泰斗先生とポール・クリス・マクベイ先生の最新刊 『英会話 話を組み立てるパワーフレーズ 講義編』と『同 トレーニング編』から、英会話のエッセンスが学べるお試しレッスンをご紹介!
CHECK 1:会話の流れを作る「基本接続詞」
Key Sentence ⇒
I made a sandwich and ate it quickly.
サンドイッチを作って、急いで食べてきました。

and は最も基本的なフローを作る接続詞です。この単語は「~と」と訳されますが、算数の足し算のような「+(プラス)」を表しているわけではありません。A and B には「A から B への流れ」がほのかに感じられています。A から B に矢印(→)が向かう順行のフローです。キーセンテンスにもこの流れが感じられていますよ。試しに文の前後を入れ替えてみましょうか。
(×)I ate my sandwich quickly and made it.
私は急いでサンドイッチを食べて、作りました。
この文が不自然なのは and が時間の流れを写し取っているから。キーセンテンスが「作る→食べる」であるのに対し、こちらは「食べる→作る」。そんなことは不可能です。もうひとつ例を挙げておきましょう。こちらも順序を入れ替えることはできません。
①
We went to the restaurant and had an excellent meal.
レストランに出かけて、すばらしい食事をした。
and はいつも順行です。名詞をつなぐときにだってこの感触は生きていますよ。
②
John and Mary came to the party.
ジョンとメアリーがパーティーにやってきた。
John and Mary は「ジョン+メアリー」ではありません。「ジョンそしてメアリー」と、話し手の視線は順序よく2人を眺めているのです。
接続詞には日本語訳を超えたフィール、感触が宿っています。それを理解することが自然なフローを生み出すカギとなるのです。
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CHECK 2:会話の重要な流れ(フロー)
Key Sentence ⇒
I didn’t use sunscreen, so I got burned.
日焼け止めを塗っておらず、日焼けをしてしまいました。

so(だから)は「結果」を表す重要な接続詞です。イメージは「矢印(→)」。ここでは「だから日焼けをした」と結果を述べています。 and も「流れ」が意識される順行の接続詞でしたね。もちろんここでも使うことができます。
①
I didn’t use sunscreen, and I got burned.
日焼け止めを塗らずに、日焼けをしてしまいました。
so の「だから」という強い矢印に対して and は軽く・緩やかに結果を述べています。 so には so tired(すごく疲れて)、so beautiful(すごくキレイで)など、「たいへん・すごく」 といった強調の使い方がありました。次は「たいへん~なので…だ」のフレーズ。
②
Helen was so sleepy that she couldn’t keep her eyes open.
ヘレンはたいへん眠かったので目を開けていることができなかった。

このフレーズは very や really など単なる強調語では作ることができません。so は「だから」。so sleepy は「たいへん眠かった、(だから)」と強調だけでなくその結果が余韻に含まれるため「だから目を開けていることができなかった」と続けることができるのです。結果を表す接続表現には therefore、hence、thus などもあります。どの単語も緻密に論理関係を追う印象のカタい表現であるため、日常会話で用いられることはあまりありません。1つだけ例を挙げておきましょう。
③
He didn’t do enough research; therefore, he got a bad grade.
彼は十分に研究しなかった、したがって成績が悪かったのだ。
こうしたカタい感触を文に与えたいことは時にあるもの。ぜひそのときのために取っておいてくださいね。
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CHECK 3:会話を豊かに展開しよう
Key Sentence ⇒
I lost 10 kilograms using this new diet.
You too can transform your body.
この新しいダイエット食品を使って、私は体重を10キロ減らしました。
あなたも体を一変させることができます。

「積み重ねるフロー(~も・~もまた・その上)」は基礎的なフロー。たいへん頻繁に用いられます。まずはこの too からしっかりとマスターしていきましょう。
too の位置は文末が好まれますがこのように文中も可能です。
ここでは「あなたも」という意味を明確にするためにこの位置に置かれています。「私は痩せた→あなたもできますよ」というフロー。しっかり前の文も含めて練習してください。「too =~も」といった日本語訳だけではなく、「私は→あなたも」という積み重ねるフローそのものを練習していただきたいのです。もうひとつ例を挙げましょう。文末に too を置いた例です。
①
My boyfriend is great! His house is always clean, and he knows how to cook too!
私のボーイフレンドはとってもすてき! 家はいつもキレイだし料理も上手なの!
しっかり論点を積み重ねていますね。この積み重ねのフロー全体が大切なのです。「~も」は as well や also でも簡単に表すことができます。
②
You’re going to order the veggie burger? I think I’ll go for that as well.
野菜バーガーを頼むつもりなの? 僕もそうしようかな。
③
Sharon is highly qualified.
Also, she has excellent communication skills.
シャロンは十分資格がありますね。
また彼女にはすばらしいコミュニケーション技術があります。
どちらも too と同じように、特殊なニュアンスのない単語です。also は too や as well より日常会話での頻度は下がりますが、文頭に「そしてまた」と使うことができます。
大西泰斗先生とポール・マクベイ先生による英会話学習書の決定版!!!
今回の内容は、2020年度のNHK「ラジオ英会話」テキスト内容をブラッシュアップした本『音声DL BOOK NHKラジオ英会話 英会話 話を組み立てるパワーフレーズ』からの引用でした!
「講義編」では充実の解説と192のダイアログが、「トレーニング編」では760問超のフレーズ特訓が手に取れます。音声ダウンロード付きで、集中して学習できるのも魅力です!
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