12月のおすすめトピック3つめは、「趣味どきっ!ステイホームを心地よく!ぬくもりの北欧スタイル」です。
冬の間は夜が長い北欧では、必然的に過ごす時間が長くなる家を心地よいものにするために、知恵と工夫を凝らしてきました。洗練されたデザインの家具と、それらが生み出す居心地の良さが特徴の北欧流インテリアは、いまや世界から注目の的。今回は、日本に住む北欧5か国大使館の方々のお家から、快適な空間づくりのポイントを見つけていきましょう。
北欧に学ぶ居心地のよい部屋づくり
アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、5か国、大使・大使館職員の皆さんのお家を特別に見せていただきました。それぞれのこだわりがつまったインテリアですが、”居心地のよさ”を作り出す北欧流コーディネイトの共通点がみつかりそうです。
【アイスランド フリーゲンリング大使のリビングルーム】
5人は座れそうなソファーがふたつ壁に沿っておかれ、とても広々。黄色やオレンジなど暖色系の色をポイントで使い、小さな明かりを複数配置。温かくやさしい空気で包まれています。
【ノルウェー ニーハマル大使のリビングルーム】
ニーハマル一家は本好き。リビングルームの壁の二面は本棚になっています。裁縫がお得意の大使は、ときにはここで縫物や刺繍をして、くつろいだひとときを過ごします。
【フィンランド 大使館の新しいレセプションルーム】
建築家でありデザイナーでもある、アルヴァ・アアルトの椅子をはじめ、フィンランドデザインで構成。その魅力に触れることのできる空間となっています。木の温もりをところどころに感じさせ、親しい友人の家に招かれたような居心地のよさがあります。
【スウェーデン レーナ参事官のリビングルーム】
窓からは陽の光がたっぷりと入り、白壁の明るい空間となっています。ソファーもシェードのついた照明もシンメトリーに配置。読書用のスポットライトもあり、あかりを上手に取り入れ落ち着く空間となっています。
【デンマーク ヨナタン参事官のリビングルーム】
フィン・ユールの名作チェア「ペリカン」が置かれたリビングルーム。ポール・ヘニングセンの「PHランプ」は「長く使えるデザインなので、思い切って買ったもの」だそう。
居心地のよい空間の共通点とは
家の中心となるリビングルーム。どの部屋も空間がゆったりととられ、落ち着いた色みで統一され、居心地のよさをつくっています。照明は間接照明を多く、“明るすぎない”“照らしすぎない”ことが共通の北欧スタイル。また、壁にはお気に入りの絵画を飾っていることや、アクセントにクッションを置いていることも共通。フローリングには、ラグを敷き、ソファーにはブランケットがかけられており、北欧らしさを感じる温かに過ごす工夫も。本を読んだり、ボードゲームをしたり、過ごし方はいろいろ。でも、いちばんは家族とのおしゃべりかもしれません。
北欧スタイルを日本のお家でも
北欧流のインテリアを取り入れてみたいけれど、何から手をつけていいのかわからない…
そんな方のために、料理研究家・生活空間プランナーの行正り香さんが北欧らしさをインテリアに取り入れるポイントを教えてくれます。テーブルコーディネートから照明、壁の装飾まで、居心地のよさを演出する方法を紹介!今日から実践できるアイデアが盛りだくさんです。
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