5月号のおすすめトピック3つ目は、「趣味の園芸」5月号からバラ特集です。
花束になっているバラも素敵だけれど、本来の自然な姿を楽しめるローズガーデンも魅力的ですよね。今回は、栃木県那須町にある佐々木清志郎さんのローズガーデンをご紹介。咲き誇るバラとそのほかの木々や植物の調和をお楽しみください。

計算された植栽が織りなすローズガーデン

ローズガーデンの主、佐々木さんはもともと福島県南相馬市を拠点に造園や宿根草の生産、卸を手がけていました。しかし東日本大震災により南相馬の拠点は警戒区域に。栃木県那須町への移転を決意し、自ら重機を操り、荒れた湿地を一から整備。2013年にこの「コピスガーデン」をオープンしました。


「コピス」とは、英語で「雑木林」の意味。

南相馬に大きな朴(ほお)の木があります。このシンボルが歳月を経て雑木林になっていくイメージで名づけたのがコピスガーデンです。雑木林のように育ちながら、でも人の手が美しさを維持するモデルガーデンとして、これからも変化し続けていきます。


園内のバラは、毎年植え替えしているため定かではありませんが、300品種を超えているとか。バラの足元には宿根草、そしてバラの合間には雑木が配置されており、雑木林は、順路をめぐる際の目隠しとして、ときにはバラの背景となるように計算されて植栽されています。

バラと自然を調和「させる」

バラの花は、実は自然と調和しにくいそう。一緒に植えた植物が成長してバラに日陰を作ってしまったり、バラに必要不可欠な肥料が宿根草にとっては栄養過多となってしまったり… ナチュラルに見えるこの景色は、人が手間を惜しまずに自然を調和させたからこそ生まれたものなのですね。


コピスガーデンでは、アヒルが放し飼いになっています。6月上旬に迎えるバラのシーズンにはこんな和やかな風景が見られるかもしれませんよ。

5月号ではバラの基本の”き”から解説

美しいローズガーデンを見ると、バラの栽培に挑戦してみたくなりますよね?
「趣味の園芸」5月号では、初心者の方向けにバラ栽培の基本を徹底解説しています。ここでは上田善弘さんによる「そもそもバラってどんな植物?」の一部をお見せします。(画像左右の矢印をタップすると、ページを読み進めたり、戻ったりできます。全4ページです。






お気に入りの品種や作りたい庭のイメージが見つかったら、バラの栽培に挑戦してみましょう。
「趣味の園芸」5月号は、圧巻のバラ特集66ページ+とじ込み付録付き!ぜひ手に取ってみてくださいね。