現代の英文を読むときに、まず知っておきたいのが「文章の構造」。
これがわかれば、文章のポイントがどこにあるのか、すぐに見つけることができるんです!
今回は『記者が教える英語ニュースの読み方』から、基本の型を紹介します。

ニュースの基本構造、「逆ピラミッド型」を押さえよう!

日本語には「起承転結」などの文章法があり、結論は最後に述べられます。しかし、ニュース記事(straight news stories)など現代英語の実用文章では、最初に結論を言うことが基本的なルールです。

いちばん最初に最も重要な( 大きな)ことを述べ、次第に小さい話に移って説明していくため、ピラミッドを逆さにしたような「逆ピラミッド構造」となっています。現代人は多忙なため、長々とした文を最後まで読む時間がありません。そのため、まず冒頭で結論を先に言ってしまうこの文章法が発達したのです。

特集記事は「カイト型」!

ニュースよりも読み物の要素が強い特集記事(feature stories)では、主題は冒頭よりももう少しあとに述べられます。

冒頭では短いエピソードやコメントで読者の興味を引いておき、次に記事全体の概要をはっきりと述べます。この概要こそが主題であり、核心段落(nut graph)です。ナッツの殻の中には実があるように、この段落にこそ記事の核心があるのです。核心段落は、新聞ならば第5段落あたりにあり、1つの段落が長い雑誌や入試問題ならば第2段落あたりにあります。このため、文章構造はカイト(西洋凧)のような形になっています。

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