120曲以上になる劇伴の中から、ドラマを代表する名曲9作品を服部さんと吉田さんが厳選。今回ご紹介する楽曲は期間限定で試し聴きができます!

第1回「船出」

今回の劇判のテイストの基礎となる、最重要曲です。この曲がかかった瞬間、皆さんに確実に気持ちよくなってもらえるように、エンターテインメント感満載の曲を目指しました。この曲が流れると、信繁、そして真田家が大きく動きだすイメージです(服部)。

第3回「策略」

「後に〜」は、弦をバチでたたいて音を出すツィンバロムという楽器を使って、若き日の信繁を、スピード感を持って表現しました。また「もうすぐ〜」では、テンポを落とし、低音を効かせたアレンジにすることで、信繁の成長を表しています(服部)。

第1回「船出」

元は信繁・信幸の兄弟のテーマでしたが、使っていくうちに、男どうしの心の絆を表現する曲へと“成長”していきました。ネット上でも好評の曲です。ドラマにもよく合うので、より心情に寄り添う感のスローバージョンも録音しました(吉田)。

家康と言う男

第2回「決断」

今回の家康に合わせたコミカルな曲ですが、低音楽器であるファゴットにあえて高い音域を吹いてもらうことで、独特の緊張感をプラスしています。今後、重みのあるアレンジのバージョンも作り、家康の“別の顔”も表現する予定です(服部)。

静心(しずこころ)なく


第4回「挑戦」

家族や大切な人を亡くした悲しみを表現する鎮魂の曲であり、別れの曲。大切な人を思うシーンでも流れます。この曲は、「真田丸メインテーマ」 のメロディーの一部がモチーフになっています(吉田)。

六文銭

第4回「挑戦」

「真田丸メインテーマ」のアレンジバージョンです。イングリッシュホルンが主旋律を演奏し、メインテーマとはまた違う味わいがあります。追加で録音したスローバージョンと超スローバージョンも、今後、登場頻度が高まりそうです(吉田)。

第16回「表裏」

「大坂編」を象徴する1曲です。当時の大坂の無国こんとん籍感や混沌とした雰囲気を伝えたい場面などで流しています。田舎から出てきた信繁にとって、大坂はまさに“アナザーワールド”。彼の“心の戸惑い”を表現している部分でもあります(吉田)。

第15回「秀吉」

秀吉の“陽”と“陰”の部分を表現している2曲です。作曲の段階から、小日向文世さんの演技をイメージして作りました。全く違うアレンジになっているので、どんなふうに同じモチーフが使われているか、聴き比べていただくのもおもしろいと思います(服部)。

第19回「恋路」

ただ美しいのではなく、尋常じゃない美しさが感じられる曲にしなければと思って作りました。ハープの音をシンセサイザーで加工してきらびやかにし、金属的なパーカッションも入れ、余韻のある音色で空気感を出してみました(服部)。

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