先の安保法制を巡る国会が世間に大きな論争と運動を巻き起こし、いま誰もが政治の動向に関心を寄せています。人気作家・中山七里さんの最新刊は、そんな政治の世界をわかりやすく、感動的に描いた、ポリティカル・エンターテインメント小説。「どんでん返しの帝王」ならではの圧巻の展開をぜひお楽しみください。ここでは物語の冒頭を試し読みできます。
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書店員から感嘆・絶賛の声、続々!
まさに〝イッツ・ショータイム〞!上質な舞台劇のような見事な展開!全身全霊を懸けた主人公の活躍に胸が躍り、粋なラストに拍手喝采!人として生きていく上で大切な何かを思い出させてくれる一冊だ。この作品が読まれるほど日本はきっと素晴らしい国になる。
(三省堂書店営業企画室・内田 剛氏)
国家権力の脅威、国を牽引していく重圧に追い詰められながらも巧みに人々の心を摑む慎策の姿に気持ちよい高揚感を感じました。浮き彫りになっていく今の日本の問題に対する慎策の気持ちや言葉は、中山さんの憂いや叫びであるように心に響きました。それにしても中山さんの描く主人公はいつも強くて頼もしい !
(SHIBUYA TSUTAYA・内山はるか氏)
これから選挙権を持つ若い世代に読んでもらいたい。この小説を読めば、政治がテレビの向こう側の出来事ではないということがわかるだろう。1票の大切さを感じるはずだ。
(紀伊國屋書店玉川髙島屋店・河井洋平氏)
総理にされた男
時の総理に瓜二つの売れない舞台役者・加納慎策(かのう・しんさく)が、ある日、総理の替え玉に。
直面する不条理な現実の数々。やがて彼が迫られる、国を左右する苦渋の決断とは?
国民が心に秘めた思いを代弁する慎策の姿に、胸が熱くなる。
私たちが待っていたのは、この男だ!
- 発売日:2015年8月25日
- 紙版定価:1,600円(税込)
- サイズ:四六判・上製・344ページ
- ISBN:978-4-14-005670-7 C0093
著者プロフィール
中山七里(なかやま・しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。2009年、『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞、翌年デビュー。斬新な視点と華麗などんでん返しで多くの読者を獲得している。他の著書に、『連続殺人鬼 カエル男』『切り裂きジャックの告白』『贖罪の奏鳴曲』『月光のスティグマ』『嗤う淑女』『ヒポクラテスの誓い』など。