昨年の世界の年平均気温が、これまでの最高値を更新しました。地球温暖化や都市化などによって、熱中症を発症するリスクが高まっていることに疑いの余地はなく、熱中症は新たな気象災害として認識する必要があります。また、気温の上昇は、災害の要因となる様々な変化をもたらし始めています。狭い範囲に短い時間で大量の雨が降る「集中豪雨(ゲリラ豪雨)」が増加し、将来的には台風の勢力が強まることも予想されています。災害からいのちを守るために、いかに『情報』を入手し、いかに『行動』すべきかを、この講座でお伝えしたいと思います。また、日々の天気予報の役立て方も紹介します。

斉田季実治の気象の話~夏の暑さと集中豪雨

日時
2016年7月9日(土)午後1時~
場所
アサコムホール(大阪・中之島フェスティバルタワー12階)
受講料(税込)
  • 3,024円(朝日カルチャーセンター会員)
  • 3,456円(一般)
受講申し込み
朝日カルチャーセンター中之島教室(窓口・電話・ウェブサイト)
お問合せ
朝日カルチャーセンター中之島教室  06-6222-5222
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プロフィール

斉田季実治(さいた・きみはる)

北海道大学で海洋気象学を専攻し、在学中に気象予報士資格を取得。日本気象学会会員。日本災害情報学会会員。防災士。報道記者として、平成15年の台風第10号や十勝沖地震の被害をヘリコプターから中継するなど、悲惨な自然災害の現場を数多く取材。被害を伝えるだけでなく、未然に防ぎたいとの想いから気象の専門家の道へ。民間の気象会社で経験を積み、平成18年からNHK気象キャスター。現在は「ニュースウォッチ9」に出演中。北海道から九州の一都一道二府四県に住んだ経験があり、日本各地の気象特性に詳しい。気象・防災・環境の講演や出前授業を通して、自然の「素晴らしさ」や「怖さ」、「変化」を伝えている。著書に『いのちを守る気象情報』(NHK出版新書)、『知識ゼロからの異常気象入門』(幻冬舎)などがある。