NHK出版『蜜蜂』の刊行を記念してトークイベントを開催致します。

もしも蜜蜂が消えてしまったら、世界はどうなるのか。19世紀のイギリス、現代のアメリカ、未来の中国を舞台に、蜜蜂を巡る3つの物語が交互に混じりあいながら展開する本書は、ディストピアやSFの要素もありながら、人類や自然、また両者の関係について深く考えさせてくれる作品です。

トークイベントのゲストには、生物学者の福岡伸一さんと本書の翻訳家の池田真紀子さんをお招きします。当代随一の精読家でもあられる福岡ハカセは、本書のどこに注目されたか。生物学者と翻訳家がそれぞれに読み解く作品の世界を知ることで、本書の楽しみ方がさらに広がるはずです。みなさまのご参加をお待ちしています。

イベント詳細

内容
福岡伸一×池田真紀子トークイベント「生物学者と翻訳家が語る作品の魅力」
日時
2018年 07月26日(木) 19:00~20:30
会場
銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F[map]
定員
先着50名様
参加方法
イベント参加券または本書をT-SITE SHOPPINGのオンラインショップでご購入ください。
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登壇者プロフィール

⦿ 福岡 伸一さん
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。
サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、「生命とは何か」を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。他に『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『生命の逆襲』(朝日新聞出版)、『せいめいのはなし』(新潮社)、『変わらないために変わり続ける』(文藝春秋)、『福岡ハカセの本棚』(メディアファクトリー)など。対談集に『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)、『センス・オブ・ワンダーを探して』(だいわ文庫)、翻訳に『ドリトル先生航海記』(新潮社)『生命に部分はない』(講談社現代新書)などがある。近刊に『新版 動的平衡』(小学館新書)、『福岡伸一、西田哲学を読む―生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一』(明石書店)。6年ぶりのシリーズ最新刊『動的平衡3』(木楽舎)を2017年12月に刊行。
また、大のフェルメール好きとしても知られ、世界中に散らばるフェルメールの全作品を巡った旅の紀行『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、朽木ゆり子氏との共著『深読みフェルメール』(朝日新書)を上梓。最新のデジタル印刷技術によってリ・クリエイト(再創造)したフェルメール全作品を展示する「フェルメール・センター銀座」の監修および、館長もつとめた。2015年11月からは、読書のあり方を問い直す「福岡伸一の知恵の学校」をスタートさせ、校長をつとめている。

⦿ 池田 真紀子さん
翻訳家。1966年生まれ。上智大学法学部卒業。
訳書に、ジェフリー・ディーヴァー『ボーン・コレクター』『スティール・キス』(以上、文藝春秋)、アーネスト・クライン『ゲームウォーズ』(SBクリエイティブ)、ケイトリン・ドーティ『煙が目にしみる』(国書刊行会)、アーヴィン・ウェルシュ『T2 トレインスポッティング』(早川書房)、パトリシア・コーンウェル『標的』(講談社)、メアリー・ローチ『わたしを宇宙に連れてって』(NHK出版)などがある。