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伊藤サム先生に聞く 新講座『高校生からはじめる「現代英語」』とは?
反訳トレーニングで“発信力”を磨こう
高校生からはじめる「現代英語」

 この講座の大きな目的は、学校で学んだ英語と、世界で使われている現実の英語との橋渡しをすることです。学校の英語の教科書というのは、文法的に100パーセント正しく作られたいわばプールのような練習の場です。でも実際に海に出てみると、全く違う英語が使われているので混乱してしまうんですね。今はインターネットで現実の英語にいくらでも接することができます。すると、学校では習わない表現がどんどん出てくる。学校英語の世界からネイティブが実際に使っている現代英語の世界へ行くと、どういう変化が起こるかを説明していきたいと思います。
 教材は、NHKの国際放送で使われているニュース原稿を高校生レベルに調整したものです。親しみやすい面白いトピックを選んでいますので、お楽しみに。また、日本語訳をいくつかのフレーズに分けて元の英語を考える反訳トレーニングによって、“発信力”を磨いていきます。日本語と英語では構文が決定的に違います。反訳トレーニングを通してその違いを意識することで、日本人が苦手とする構文力を伸ばしましょう。
 高校生の方には「基礎英語1・2・3」の続きとして、そして学校英語を忘れてしまった社会人やシニアの方にも、学校英語を復習しながら実際に世界で使われている英語が身につく本講座をぜひ聴いていただきたいですね。

プロフィール

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学校で学ぶ英語と実際に今、世界で使われている英語を橋渡しする講座です。

伊藤サム(いとう・さむ)
ジャパンタイムズ元編集局長。ジャパンタイムズ時代には報道部記者として、外務省、首相官邸などを担当。英BBCなどに時事コメンテーターとして出演。2008年に退職し、著述業に。NHK Eテレ「ニュースで英会話」元講師。