100作品に及ぶテキストの「はじめに」から厳選した「名著が読みたくなるフレーズ」をお届けします。
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「名著が読みたくなる」フレーズ!一覧
31~40作品目は?
――戦争にまつわるさまざまな側面について深い思索が巡らされた結果、孫子が到達したのは「戦わずして勝つ」「負けない兵法」という思想です――
31/100 『孫子』 講師:湯浅邦弘さんによる「はじめに」より
※「別冊100分de名著」にてお読みいただけます
――方言の壁に阻まれて言葉が通じにくいこともあったでしょう。そんなとき、まずは共通言語である歌の言葉が重宝なツールとなったのではないか、と私は想像します――
32/100 『万葉集』 講師:佐佐木幸綱さんによる「はじめに」より
※「100分de名著ブックス」にてお読みいただけます
――聖書は、部分的に読んで、それを利用すればよい、というものではありません。全体を読むことは難しいですが、全体を理解するように読む努力をしなければ、聖書の意義は見えてきません――
33/100 『旧約聖書』 講師:加藤隆さんによる「はじめに」より
※「別冊100分de名著」にてお読みいただけます
――昔の人がいろいろと思い悩みながら生きてきた「負の遺産」を読み解くことによって、決して上っ面だけでは処理できない、人間の心を奥底にある問題を、より深く探ることができるのではないでしょうか――
34/100 柳田国男『遠野物語』 講師:石井正己さんによる「はじめに」より
※「100分de名著ブックス」にてお読みいただけます
――昆虫記には、ファーブルが観察した昆虫と、それを観察するファーブル自身とがいます。そして、その両方を見つめる書き手ファーブルが、その情景を想い出し、再現し、愛おしみながら描き出しています――
35/100 『ファーブル昆虫記』 講師:奥本大三郎さんによる「はじめに」より
――これほどリアルな少女の声が胸に響いてくる文学を、わたしは他に知りません――
36/100 『アンネの日記』 講師:小川洋子さんによる「はじめに」より
――「心にくきもの(奥ゆかしいもの)」「めでたきもの」など褒め称えるべきプラス事項を列挙してある章段では、こうすると好感度が上がるというマナー集として読むことが出来る――
37/100 清少納言『枕草子』 講師:山口仲美さんによる「はじめに」より
※「100分de名著ブックス」にてお読みいただけます
――倫理や道徳が形骸化した時代には、人々は生きていく上での指針を失ってしまいます。菜根譚はそういう時代に書かれた処世訓です。若い人に読んでいただきたい名言がたくさん書かれています――
38/100 洪自誠『菜根譚』 講師:湯浅邦弘さんによる「はじめに」より
※「別冊100分de名著」にてお読みいただけます
――ハムレットは大変よく知られた戯曲ですが、これはおそらく一般に考えられているよりもさらに奥の深い作品です。そしてこの作品は多くの謎に満ちています――
39/100 シェイクスピア『ハムレット』 講師:河合祥一郎さんによる「はじめに」より
――今日岡倉天心を知り、天心を読むということは、単に過去の思想を振り返るという以上に、いま現在私たちが置かれている文明状況の意味を理解し、そこから未来の可能性を展望することだと言えるでしょう――
40/100 岡倉天心『茶の本』 講師:大久保喬樹さんによる「はじめに」より
※「100分de名著ブックス」にてお読みいただけます